当社は、主にタンパク質間相互作用(protein-protein interaction, PPI)を標的とする創薬ベンチャーであり、社名のインタープロテイン(Interprotein)は、このタンパク質間相互作用に由来しています。
タンパク質間相互作用は、生命現象の根幹である重要な反応を担っています。この相互作用に異常が生じると、細胞間情報伝達に変化が起こり、様々な疾患を誘発する原因となり得ます。言い換えれば、タンパク質間相互作用が正常に働いている状態を健常とすると、病気や加齢は正常な状態から逸脱したタンパク質間相互作用が影響していると考えられます。
当社は、PPIを標的とした低分子および中分子の薬物候補化合物の探索・開発を二つの独自技術に基づいて展開しております。また、近年脚光を浴びている人工知能(AI)を活かした新しい次元の創薬技術開発にも注力し、創薬の生産性の向上を目標に技術の確立を目指しております。
タンパク質間相互作用は有力な創薬ターゲットとして大変注目されていますが、未踏の領域であり、難病治療のカギとなる可能性のあるターゲットは数多く存在すると考えています。当社は国内外の製薬企業との協力によって、がん、炎症性疾患、加齢に伴う病気など、効果的な治療薬が切望されている病気に対する新薬の開発を目指しており、我々の取り組みが、難病で苦しむ患者さんに新しい治療選択肢を提供できるよう努めてまいります。今後とも皆様のご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
代表取締役社長
細田 雅人
細田 雅人